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 FIAT 2000 Spider 2000年02月01日
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 それはある初夏の日でした。山口県は宇部市に引っ越してからお世話になっているお店でのことでした。 ひょんなことから・・・


・フロントビューです。なかなか愛嬌のある顔つきで・・・

  FIAT 2000 Spider
Picture Copyright Inagaki,Shiro


そう!買ってしまったのです。
 いや、ほんとに衝動買いってのはこのことでしょうか。Tipoには別に飽きたわけではないんですけど。 横浜に居たときよりも地代が安く、駐車場代がめちゃ安。とくに都内なんぞに比べたら・・・比べたく もないけど・・・(いくら・・・とは言いませんがね・笑)
 このとき私の脳裏に浮かんだのは、「駐車場代が安いってことはもしかして、もう1台持てるってこと?」 などという、何とも危険な考えでした。(笑)
 とはいっても、何も初めから「もう一台買うぞ」ってつもりではなかった(はずだ・・・)のですけどね。 引っ越してきてからお世話になっているクルマ屋さんとちょっと仲良くなったある日、「あの124、 買わない?」という悪魔のささやき・・・があったわけです。こうなると、周りの野次馬(失礼、常連さん たちだ・笑)の声も高くなっていったのでした。いつの間にか私がこのクルマを買うことになっていたの です。ま、私にその気がなかった、というのは思いっきり嘘なんですが(笑)まじめな話、ちょっと古い クルマって自分の足として乗ってみたい、というのは以前からあったし。


・サイドビューです。

  FIAT 2000 Spider
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そしてこいつは我が家に居座った。
 このクルマ、形式では124CS2といいまして、1979年型のカルフォルニア仕様なんですが、排気量が 2Lになった最初の型(燃料供給がキャブレタ・ちなみに、1980年以降はインジェクション)で、1年し かなかったモデルだそうです。ま、珍しいってば珍しい。
 で、我が家に2号車(笑)としてこいつが居座ることになったわけです。
とりあえず納車までにやったのは、タイアのサイズダウンでした。標準では165SR13(!)なのですが、 こいつには185/65-14のタイア(クロモドラのホイールつき)が・・・クルマの年代から考えても185 ってのはいくら何でも太いと思い、またそのタイアも見事にクラックが入ってもう寿命でした。で、タイア は175/70-14をチョイス。5mm程外径が大きくなりますが、ま、その辺はまぁいいやって訳で。
 このFIAT 2000 Spiderってのは、元々1960年代の設計ですから、70タイアでも十分すぎるほど (当時としては)ハイグリップだろうけど、まだ185/65-14に比べたらオリジナルの感じになるんじゃ ないかなぁ、と思ったのです。(せっかくのクロモドラがあるんだし、13インチまで戻すつもりは なかった・・・私も結構ミーハーですんでね・笑)


・このクルマ、私はやっぱり「バックシャン」だと思いますね

  FIAT 2000 Spider
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しばらく乗っていたらやっぱり・・・
 と書くと、不謹慎な輩はすぐに「故障ねたかぁ?」とか失礼なことを口にしますが、とりあえず 今までに致命的な故障はありません。夏の暑い盛りも、冬寒くなっても、少なくとも自走不可能という 自動車としての機能はしっかりと確保できています。パチパチ。
 というわけで故障報告はしませんが、問題がないわけではありません。ま、何人オーナが変わって きたか解らない、ちょっと古いクルマの宿命でしょう。ちょっと上げてみると、こんなことです。

 ・ボディの細かい錆
  錆落としとタッチアップ攻撃で対策だ!とりあえずは。

 ・冷間時にエンストすることがある
  キャブレタ周りの対策を検討中

 ・ライトがちょっと暗い
  アース不良か?配線見てみようとおもいつつ、まだ手がついてない・・・

 ・もうちょっとトルク&パワーがあるといいんだけど
  ホントに2Lか?ま、スペックを見ると最大出力86ps(SAE)なんて心細いことがかいてあるんだけど・・・

 などなど・・・こまかいことまで挙げればきりがありません。
 でも、走るのには問題はないようにしているので、一旦走り始めたらご機嫌です。ちょっとした山道 なんかをすいすい走ってゆくのは何ともいえない快感です。このクルマ、直進時にはステアリングが 妙なフィールなんですが、コーナにさしかかって横Gがかかるととたんに安定するのです。すいすい 走る感覚ってここから来るのかもしれません。ホイールベースがとっても短い(Tipo比・・・笑)のも 貢献していると思うけど。
 ま、ウチに居着いたのも何かの縁でしょう。このクルマを楽しみたいと思ってます。