OPELとFIATとChrysler・・・

FIATとChryslerが提携することになったようです。
なんでも、救済という名目を借りた、事実上の買収のようです。

しかし、FIATだって大赤字で大変だったはずなのに、そんな余力があるのか。
大人の世界はわからんことだらけです。

***以下、引用***

再送:〔情報BOX〕米クライスラーと伊フィアットの提携計画概要
2009年 05月 1日 11:01 JST

*本文中の表記を一部修正します。

[デトロイト 30日 ロイター] 米自動車大手クライスラーは30日、ニューヨークで米連邦破産法第11条の適用を申請。イタリアのフィアット(FIA.MI: 株価, 企業情報, レポート)との提携も発表した。以下は、提携計画の概要。


<新会社の構造>

*クライスラーは、ニューヨークの破産裁判所に対し、保有資産の実質すべてを新会社に売却する許可を申請。認可が下りるまでの間、現行のクライスラーは通常どおりの事業活動を継続。米財務省とカナダ政府は、クライスラーに事業再生融資(DIPファイナンス)を実施する。

*再編後に誕生する新会社は、社名を「クライスラー」とする。クライスラーの事業を実質すべて所有するが、一部の債務は引き継がない。

<株主構成>

*フィアットは当初、再編後クライスラーの20%株式を保有する。

*フィアットは、次の条件を満たせば、3回に分けて5%ずつ株式を追加取得、すべて取得すれば出資比率は35%に上昇する。1)フィアットは、クライスラーに対して1ガロン=40マイルの燃費の車台にを提供、米国で生産する。2)フィアットは、クライスラーに対し、燃費の良いエンジンを提供して米国で生産、クライスラーの自動車に搭載する。3)フィアットは、クライスラーが対して世界の販売網を開放、クライスラーが輸出に活用できるようにする。(これらの株式は、フィアットに取得の権利が発生するまでの間は、信託によって保管される)

*フィアットはさらに16%株を取得するオプションを保有。最終的な出資比率は51%となる。オプションの行使期間は2013年1月1日 ─2016年6月30日。米財務省からの債務残高が30億ドルに減少すればフィアットは出資比率を49%に引き上げることができ、米政府に負債を全額返済すれば、51%まで引き上げることが可能になる。

*全米自動車労組(UAW)退職者向け医療保険基金(VEBA)は当初は55%を保有、米財務省とカナダ政府が合計10%を保有する。

<新会社の取締役会>

*新会社の取締役会は9人で構成される。そのうち、フィアットが3人、米財務省が4人、VEBAが1人、カナダ政府が1人を指名する。

<生産・販売面での協力>

*クライスラーは、フィアットによる北米市場への参入を支援する。

*クライスラーは、北米で生産するクライスラー車について、フィアットの車台すべてと、エンジン技術などその他一部技術を利用する。

*クライスラーはフィアットが展開する調達プログラムに参加する。

*フィアットはクライスラーに北米以外の販売網を開放。特にクライスラーのプレゼンスが限られる市場の販売網を活用できるようにする。

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-37662520090423

***引用ここまで***

一方で、こちらも騒がれていたことですが、どうやら現実味が帯びてきた模様。
こちらも、マジぃ?という内容ですが。

***以下、引用***

[ミラノ 1日 ロイター] 米クライスラーとの提携で合意したフィアット(FIA.MI: 株価, 企業情報, レポート)のマルキオンネ最高経営責任者(CEO)は、1日付スタンパ紙のインタビューで、次のプロジェクトはゼネラル・モーターズ(GM)(GM.N: 株価, 企業情報, レポート)傘下の独オペルとの交渉だと語った。

フィアットは今後も国内での事業にコミットするが、「構造的問題」について政府と労組と協力する必要があるとの考えを示した。

同CEOは「今度はオペルに集中すべきだ。彼らはわれわれにとって完ぺきなパートナーだ」と述べた。

クライスラーとの提携の目的はフィアットを強化し、クライスラーに再生のチャンスを与えることだと述べる一方、「イタリアのシステムをあきらめたわけではない。われわれは労組と政府とともに、構造問題に取り組まなければならない。ただ需要の低迷は無視できない。米国のように国の産業を維持し強化しなければならないが、現実の認識も必要だ」と述べた。

http://jp.reuters.com/article/companyNews/idJPJAPAN-37823320090501

***引用ここまで***