日別アーカイブ: 2011年10月11日

横浜市の空間線量率推移

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横浜市のWebサイトでは、環境科学研究所(横浜市磯子区滝頭一丁目)の屋上に設置された放射線モニタリングポストで測定した、大気中のγ(ガンマ)線量を公開しています。
設置場所が地表から23mということで、その値の絶対値をあてにするかどうかということはあるのですが、空間線量の変化を見ると言う意味では、(定点観測として)有用だと考え、値を拾ってグラフにしてみました。

横浜では、3/15、3/16のいずれも早朝と3/23に線量率のピークがあり、その後は値が下がってきている様子がわかります。
また、9/21の台風15号上陸をはじめ、特に降雨があった際には高めの値が観測されています。
横浜市の発表によると、平成21年度における測定値の平均は、22nGy/h(≒0.022μSv/h)であり、最大44nGy/h~最小20nGy/hとのことですが、これに比べると、空間線量率は依然として事故前より有意に高い値で推移していることがわかります。

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