あの大震災から3年が経過しました。
半年毎に自分で忘れないように、という狙いもあって相変わらず横浜市で計測されている線量を記録しております。
保土ケ谷区仏向西でのデータは引き続き公開されており、これをグラフにまとめております。
仏向西のモニタリングポストは地表1mですから、地表の様子をよくひろっていると見てよいでしょう。ご覧の通り、まだ線量は下がり続けております。もう1年か2年経つと、そろそろ134Csの影響が少なく、30年ほどで半減する137Csの影響が残ってサチってくるのでしょうか。
残念ながら、というか当然ながら、というか、震災や事故の記憶は、「現実」から徐々に「思い出」に変わりつつあります。これまた現実ではあるのですが、3年という時間はそうなるのに充分なのかもしれません。
最近、こんな本を読んでいます。
放射能は取り除ける 本当に役立つ除染の科学 (幻冬舎新書) [新書] 児玉 龍彦 (著)
南相馬の除染に早くから取り組んでおられる、東京大学の児玉教授の著書です。実はまだ全部読んでいないのですが、考え方としては支持したいと思います。「2011年7月27日 (水) 衆議院厚生労働委員会 「放射線の健康への影響」参考人説明より 児玉龍彦(参考人 東京大学先端科学技術研究センター教授 東京大学アイソトープ総合センター長)」を行った方です。
2011.07.27 国の原発対応に満身の怒り – 児玉龍彦 Youtube
別に宣伝する義理はありませんが、以前にご覧いただいた方はもう一度、そうでない方は新たにご覧いただくことをお勧めしたい。
半年毎に同じようなことを繰り返します。
引き続き、風化しそうになる記憶や感覚をつなぎ止め、とにかく忘れないようにすることを心がけていこうと思います。