あの大震災から2年半が経過しました。
半年毎に自分で忘れないように、という狙いもあって相変わらず横浜市で計測されている線量を記録しております。
磯子区の環境科学研究所での放射線モニタリングポスト(地上23m)放射線量測定装置が、7月9日に故障して計測が中止されておりますので、7月以降は保土ケ谷区仏向西でのデータだけになっております。
このデータを見ると、(当たり前ですが)いまだに事故の影響が残っていることがわかります。
2020年の東京オリンピック開催も決まりました。私はオリンピック開催については賛成でも反対でもありませんが、せっかく決まったのであれば成功させるべきだし、期待もしたいです。
昨今はよく福島の復興や原子力発電所の現状を見てオリンピックなんぞやっている場合ではないという意見もあるようですが、私はそうは思いません。これは同時に進めなければいけないことであって、どっちを選ぶ、という問題ではないと思うのです。
オリンピックって、皆でもりあがってがんばれば、そういう気持ちがあれば、成功するというものではないのです。成功するための施策をきちんと実行する必要があるわけで、いわば理詰めで進める必要があるのです。
福島の復興、事故の処理という話だって、気持ちの問題(だけ)では決してない。きちんと理詰めで進めるべきものを決めて粛々と進める必要があるのです。
放射性物質は半減期でその放射線の線量は半分になります。
その時間は人間がどうやっても変えることはできないのです。
で、除染を加速する?いったいどうやって?
ある時点での線量があって、それが半分になるのは半減期分の時間がかかります。目標となる線量があって、それを実現するためにはその原因になるもの(たとえば土とか)をどこかに持っていく(どこかに集める(濃縮する)だけですが)か、時間を待つしかありません。
善し悪しとか好き嫌いの問題ではありません。現実なのです。
もうすでにそんなもの通り越して「業」のようにとりついていることなのです。やらなければならないの。
半年毎に同じことを書きます。
引き続き、風化しそうになる記憶をなんとかつなぎ止め、とにかく忘れないようにすることを心がけていこうと思います。はい。
↓にコメントいただきました。
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