東日本大震災」カテゴリーアーカイブ

「仏壇」と同じだった原発事故対策システム

備忘録を兼ねて、記事の紹介を。

SPEEDIといい、この記事で紹介されているERSSといい、作られたときの動機はともかく、あるものだったら使えばよかったのに。というか、使われもしなかったことに怒りを感じますね。

「仏壇」と同じだった原発事故対策システム 専門家不在の調査委員会が覆い隠していること(Japan Business Press)
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/36651

 

1年半経った。

2011/3/11の東日本大震災から1年半が経過しました。

半年前にこんな記事を書きました。

http://corsalibera.sytes.net/2012/03/earthquake20110311/126

その続きです。3月に書いたときのポリシーはそのまま(少なくともそのつもりで)で生活を続行しております。

2012/3/29からは、横浜市が保土ケ谷区仏向西の市有地内に設置した放射線モニタリングポストにおいて、地上から1mの高さにおける大気中のγ(ガンマ)線量の常時測定を開始し、Webで公開しておりますので、環境科学研究所(横浜市磯子区滝頭一丁目)の屋上のデータと重ね書きしています。

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福島県米 放射性物質の全袋検査だそうで

ニュースになっておりますが、福島県で、2012年度産米について放射性物質の全袋検査が始まったとのことです。

毎日の記事だと、測定下限値は11Bq(←Bq/kgとは書いていない)と書いてある。福島民報の記事は25Bq/kgと書いてあるわけです。前者は二本松市の検査場だそうで、後者はふくしまの恵み安全対策協議会にでも取材したのでしょうかね。 続きを読む

「エネルギー・環境に関する選択肢」に対するパブリックコメント募集

「エネルギー・環境に関する選択肢」に対するパブリックコメント募集

6月29日に、政府の「エネルギー・環境会議」が2030年のエネルギー・環境に関する3つの選択肢(原発依存度を基準に、①ゼロシナリオ、②15シナリオ、③20~25シナリオ)を取りまとめました。
今後、3つの選択肢に関する国民的議論を礎として、8月にエネルギー・環境の大きな方向を定める革新的エネルギー・環境戦略を決定し、政府として責任ある 選択を行う、とのことで、平成24年7月2日から7月31日8月12日(記事投稿時点では7/31まででしたが、延長されたらしいです)までの間、「エネルギー・環境に関する選択肢」に対する意見を募集しています。

ここはひとつ、皆でパブコメを送ろうではありませんか!7月31日8月12日

までです。

 

「エネルギー・環境に関する選択肢」に対する御意見の募集(パブリックコメント)について
http://www.npu.go.jp/policy/policy09/pdf/20120702/20120702.pdf

私は原子力発電を止めるべきと考えています。技術として間違いがあると考えているからです。(個人的にはいわゆる「反原発運動」にはついていけない・・・のです)

<私が送ったパブコメの原稿は以下の通りです>

国が示した3つの選択肢において、原発依存度をゼロにするべきと考えます。

福島第一原子力発電所の事故等、原子炉が破損し放射能漏れが発生した場合、これを防ぐ手立ては事実上なく、人知では制御、収束不能な状態になってしまうことが明らかである。

原子炉は停止するために常にエネルギーの供給が必要であり、これに失敗した場合は暴走・破損となるきわめて不完全な装置である。

正常運転中の原子力発電所から発生する使用済み核燃料の処理も、未だに解決していない。処分方法すら決められない状態のゴミの処理が決まらないうちに新たにゴミを作り続けるのは破綻に向けて進んでいるに他ならない。

国も、県も、東京電力も、今回の事故が発生した、また事故の収束に失敗したことすら認めず、誰も(刑事)責任を追及されておらず、またその責任を取っていない。

以上の理由から原子力の商業利用は停止しすべきである。

 

#7/15にパブコメの締め切りについて編集しました。

福島第一原子力発電所1号機の原子炉建屋地下 毎時1万300ミリ・シーベルト

毎時1万300ミリ・シーベルト・・・・10.3Sv/hって書けよ。

意図はわからないけど、単位は明確にすべきでしょう。

まぁ、マスゴミさんの記事なんでいい加減なんでしょう。でも、場所によっては10.3Sv/hったって、そのくらいの線量の場所(水?)は当然あるでしょう。

まぁ、事故処理も何も本質的には何も進んでいない(進められない)証拠。

福島第一1号機、建屋内で過去最大の線量計測 (読売新聞)

東京電力は27日、福島第一原子力発電所1号機の原子炉建屋地下で、建屋内では過去最大の放射線量となる毎時1万300ミリ・シーベルトを計測したと発表した。

作 業員の年間被曝(ひばく)限度である50ミリ・シーベルトにわずか約20秒で達し、約6分で嘔吐(おうと)などの急性症状が出る。廃炉に向け、建屋地下で は汚染水の漏えい場所の特定や修復が必要だが、東電は「作業員が入れるレベルではなく、ロボットを使った難しい作業になる」と話す。

計測 は、配管が通る1階の貫通口から内視鏡と線量計を入れて実施。地下階には、格納容器下部の「圧力抑制室」があるが、カメラでは損傷は確認でき なかった。汚染水の深さは約5メートルで、線量は地下階に入った段階で約30倍の毎時625ミリ・シーベルトにはね上がり、汚染水の水面近くで最高を記録 した。2、3号機の建屋地下階の10倍以上の線量になる。東電は「1号機は炉心損傷が最も深刻で、放射性物質が地下に多く流れ込んだ」と分析する。

(2012年6月27日23時03分  読売新聞)